「ベッドに行きなさい。」 「はい。」 移動しようとするも「顔面騎乗椅子」の直後のこと 足が痺れて、うまく歩けない。 ヨタヨタしていると・・・笑いながら仰られる。 「丁度いいから、犬のように四つん這いで行きなさい!」 四つん這いでフラフラ歩く。 リードを手に持ちながら、お尻を乗馬鞭で追い立てる。 「待て!」 突然、一言、命令が飛ぶ。 私の両の手の甲の上に立ちリードを手繰り寄せながら 乗馬鞭で顎を軽く叩く。 上を向け! という合図だ。 目と目が合う。 視線が合うのは失礼かと・・・思わず目をそらす。 「しっかりと目をみなさい!」 お叱りを受けるのか? 何か粗相があったのか? 不安が頭をよぎる。
飼い主に叱られる時の犬の心境はこのようなものであろうか? 「おまえは私の何?」 言われてハッとした。 全裸で首輪を付けられ、四つん這いの私。 その両手はS女様の脚下にあり拘束されている。 S女様は、着衣で私の両手の上に立ち、リードと鞭で私を意のままに操る。 「支配-従属」 その関係は一目瞭然である。 自身の立場を意識させられたことで 逆に忠誠心が増すMの心理を熟知されている。 「奴隷です。」 私の存在自体がこの方の掌の中に中にある。 なんともいえない「幸福感」に包まれながら答えた。 ベッドに向かった。 「シロ、お座り。」 ベッドサイドでお座りをして待つ。 S女様は、枕元にシャンパングラス置いて乗馬鞭を片手に一言! 「舐めなさい。」 土下座で挨拶をした後、ベッドに上がり 再び、S女様の女性の部分への奉仕を開始する。 「いいというまで舐めなさい。何時間でも・・・何時間でも・・・。」 囁くように仰られる。 S女様の囁くお声は音楽のようである。 全身が蕩けるような感覚に襲われる。 このお声を聞けるだけでも私は果報者だ。 気持ちよくなって頂きたい! 忠誠心が頭をもたげる。 リラックスして脚を投げ出されている股間部に蹲り奉仕を続ける。 顔面騎乗の状態で、上に乗られているS女様の女性の部分を舐める。 何分経過したことだろう? いや、何時間経過したことだろう? 顎が痛くなり、舌が痺れてくる。 何度も、背中に鞭が叩き込まれる。 好みの部位を舐めさせるべく、 指示が飛ぶ。 鞭で指示されながら奉仕する、意のままに操られる。 「舌玩具」=完全に道具として扱われる被虐感、悦びに身体が震える。 奉仕による、あるいは鞭による肉体的苦痛に身体は悲鳴を上げる。 だが、私は理解している。 S女様からの支配の中にこそ「精神の解放」があることを。 「耐える」という行為こそが S女様への無心の奉仕の中で「絶対的な心のやすらぎ」に繋がることを。 そして、その「絶対的な心のやすらぎ」の中にこそ「神」がいることを。 私は心の底から「S女様からの永遠の支配」を希求しつつ・・・奉仕を続けた。
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