「シロ」という愛犬がいる。 11歳を過ぎているから、老犬と言ってよいのだろうか? ずっと庭で飼ってきたのだが、年をとって可哀そう ということで室内で飼うことになった。 日中は庭、夜は室内だから・・・「半室内犬」といったところか?
先週の17日の日曜日・・・とある理由から、シロを観察しようと思い立った。
できるだけ、自然な状態のシロを見たかったので 門扉に隠れて見たり 倉庫の陰から見たり いろいろ試みてみたが・・・ダメであった。 すぐに見つけては 嬉しそうに笑いながら尻尾を振って近づいてくる。 シロが笑うのは、以前のブログ「忠犬シロ」でも書いた通りである。 本当に笑っているのである。 つられて、こちらも笑ってしまう。 追っ払って別の場所に隠れても同じ。 やはり、見つけては、笑いながら寄ってくる。 まるで、鬼ごっこをしているようなものだ。 「お前と遊んでいる訳ではないのだよ。」 悲しげな顔で去ってゆく。 愛らしい。 室内でも同じだ。 私の後をくっついて離れない。 ソファーで横になっていると、その下に来て伏せをする。 歯を磨くと、横に来てお座りをする。 風呂、トイレも同じだ。扉の前でお座りをしている。 主人が側に居ないと不安なのだろうか? 「お前はえらいね。」 頭を撫でてやる。 誇らしげな顔で見つめる。 やはり、愛らしい。 犬の愛らしさは、この性格に由来するところであろう。 容姿や仕草の愛らしさは、猫に及ばないのかも知れないが この”無垢の信頼、忠誠”は驚嘆に値する。 「まだまだ、こいつから学ぶべき点は多い。」 感慨にふけるシロ(私)であった。
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