「私のペットになりたいのでしょ?」 興奮で放心した私は、すぐに答えることが出来なかった。 しかし、鞭で背中を軽くたたかれた瞬間、私は自分の地位をはっきりと自覚した。 「犬になりたいんでしょ?」 「はい」 「従順な犬になれるの?」 「はい」 「犬は言葉が話せないでしょ♪」 少し強い口調で注意され、お尻に鞭が飛んだ。 「ワン」と吠えた。 「ワンちゃんには、尻尾があるよね♪」 S様は、”尻尾”を取り出した。 ”尻尾”は、プラスチック製のプラグの底部に、犬のような白い毛が付いていた。 それを、あらかじめ浣腸を済ませた私のアナルに装着した。 「これからは、嬉しいときは尻尾を振るんだよ。」 「ワン」 私は精一杯腰を振って、”尻尾”を揺らし、感謝の気持ちを表現した。
「首輪にリードも着けないと・・・。」 首輪に鎖を付け・・・「散歩の練習。付いといで!」 リードを引っ張ったS様の後ろを四つん這いで這った。 居間をグルリと廻って、廊下に出て、玄関でUターン。 フローリングの上は、膝が痛くなるが・・・なにより這うたびに揺れて 太腿を擽る”尻尾”が心地よい。 本当の犬になった気分で、ウキウキしてくる。 本当の犬が飼い主と散歩する時の気分って・・・たぶん、こんな気分なん だろうなぁと思ってしまう。 S様を決して追い越さない・引っ張らないこと、歩行を中断すると 足下でおすわりすること、お尻への鞭の連打が、早歩きのサインで あること等を教えて頂いた。 鞭でピンヒールをコンコンと叩くことが、S様のピンヒールへの奉仕の合図 であることも仕込まれた。 「これからワンちゃんとしての生活をいろいろと教えてあげるね♪」 楽しそうに微笑むS様を見上げて、私は満たされていた。 ツヅク
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